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「夢幻パズル」という悲しみ

VOCALOIDオリジナル曲制作秘話




今回のVOCALOIDオリジナル曲制作に関するエントリは、今大きく騒がれている「9・18事変」(9・18事件)を少し絡めながら書くことにする。
しかし悲しいかな、動画で嘘字幕を使うくらいしか叫ぶ術がない、そこには「愛」ゆえの悲しみがある。
当然、この手の動画は総統閣下版もある。
しかし、いくら金金金の世の中とは言え、もはや矜持すら形骸化し、そこには愛のかけらもない、目的のために手段を選ばないとはいえすでにその一つ一つが越えてはならない一線を越えてしまっている。

「9・18事変」というのは、2010東京ゲームショーで起きたゲーム「アイドルマスター2」の発表した内容のことでそれが毎日か絶頂といわれるアイマスムーヴメントを一瞬にして破壊してしまうものだった。
前作に登場したアイドルの中の双海亜美、三浦あずさ、水瀬伊織、秋月律子が完全NPC化となる。
これが紛糾の種になっている訳で、NPC化撤回を求める署名活動まで行われている。
自分は、アイマスのプレイ経験は無いがこの悲鳴ともいえるファンたちの嘆きはしっかり伝わってくる。

当然、これを「二次元如きに何ムキになってんの?」と揶揄する人もいるだろうがその揶揄こそ的外れである。
何故か、人は現実と非現実を行き来しながら日々を生きているからだ。
以前、私はLilyの「Real and Unreal」という曲でこの現実と非現実の交差についてを題材として取り上げた。
この図式が成り立たないというならその条件を満たすのはほぼ不可能といってもいいだろう。

当然、アイマスでいうプロデューサーとしてキャラクターと交流するうちに愛着がわくがそういう人でも現実と非現実を交互に行き来しながら頭をしっかり切り替えている。
だから、非現実でも求めることは許されるはずである。

だからこそ、一部キャラのNPC化に激怒するのは当然であって、よく分かるのだ。

ちなみに、これをボーカロイドに置き換えるとまず亜美真美の話が出てくるがそれはちょっと後にして、ボーカロイドでもシチュエーションこそ違えど、愛着故の悲しい現実がある。
初音ミクの登場以前に登場したKAITOとMEIKOである。
実は、そこでもこんなことが起きていたりする。

「たのみこむ」というサイトでこんな発案があった。
KAITOとMEIKOを「ほぼ廃盤」から守ろう

ボーカロイドの世界にも、今度のアイマス9・18事変とは異なるものの同じような悲劇的なことが起きている。
PCの世界はオペレーティングシステムに対応しないとソフトが使えない、そしてオペレーティングシステムが先に進んでその対応にソフトメーカーが追随することを打ち切り切り捨ててしまったら、メーカーの仕打ちによる「別れ」という現実に泣くことになる。
KAITOとMEIKOはWindows Vista以降対応しない、つまりWindowsXP以前でないと使えない、しかし大勢はWindows7が主流になっている。
当然、怖いのだ。さらにオペレーティングシステムが進化したらそれが今度は、ミク・リン・レン・ルカとの別れに発展する可能性も否定できない。増してCV組の愛着度はミクがボーカロイドムーヴメントの火付け役になっているだけにそれが別れになるとなれば失うものはあまりにも大きすぎる、半ば「死の宣告」といっても過言ではないし、私もCV組全て使っていて今度の「夢幻パズル」で29作目になる。
当然、ミク・リン・レン・ルカに対する愛着度は並大抵のことではないし、それが時期OSで使えなくなるということがあったら、とても自分は生きていけないだろう。この辺はカプコンのファイナルファイトというアクションゲームのエンディングのハガー市長のセリフを彷彿させている。

だから、アイマスもボカロもこの点では同じなのだ、ましてやニコニコだったらこの2つはニコニコ最大の御三家なのだし、こういう時こそ慰め合い、励まし合い、団結することが必要じゃないのだろうか?。
アイマスでプロデュース出来なくなるのも、ボーカロイドで進化したOSに対応しなくなるのも同じだ。


長くなってしまったが、ここからが「夢幻パズル」の本題になる。




まず、今回の動機はtwitterの診断メーカーという創作コンテンツをやったことから始まった。
その診断でお告げを貰ってそれを本気で実行したのがこの曲である。
当然、歌うのが鏡音リンなのもジャンルがバラードなのもその通りにしている。

ただ、この時点ではテーマは決まっていなかった。
また、タイトルからファンタジックな内容が最も考えられた。
しかし、今回は敢えて暗く悲しいものとした。
リンでこのような悲劇的な作品は初めてである。

ここで「9・18事変」の話を出すが、ボーカロイドとアイドルマスターの接点。
鏡音リンの場合、唯一アイマスの声優(下田麻美さん)が声をしている。
また、双子であることも共通(双海亜美・真美と鏡音リン・レン)している。
それから、ジェンダーを珍しく低く設定したのだがその動機となったのはこの動画。





今回はジェンダーを48に設定、つまり今回のジェンダーの設定のモデルは双海亜美・真美である。

曲の方はいつも通りの手法で何とかやっていけた。
まず、ボーカロイドでソングパート兼メロディを組み立て、これを骨組みにしてDAWに取り込みベース、ストリングス、ギター、ピアノといった順序で組み立てていった。
ただ、今回はミキシングでこれまでにないほど悪戦苦闘した。
以前からリンの作品はノイズが目立ったりすることがあった。
あと、インストの音色バランスも何度も聴き返しながら何度も調整を繰り返したがどうしても納得のいくバランスにならなかったりノイズが入ったりでそれはもう散々だった。
現在の完成系でも絶対に修正の余地などないと言い切れないのであるが、動画として公開したらもうバックはきかないのでそれなりに頑張ってみたがどうだろうか?

そして、歌詞となるテーマが「失望」「自殺」といった暗いテーマである。
自ら命を絶つ行為、そして死、それは一体何を意味するのか?

今回、この自殺という行為の表現を用いるにあたり、どんな意味を含めるかというと死によってそれまで生きた世と己の魂を切り離してしまう、それも現世を蔑むという意味である。
この世に三行半を突きつけるから命を絶つという訳である、リストカットという手段を今回用いたわけだが、三行半という意味を含めるわけだからそれなりの理由がある。
作中では、少女はいつも一緒に歌っていた少年との共演の機会を理不尽に奪われた、そんな所属事務所の仕打ちに対して彼女は不満を爆発させ、ステージに上がることを自ら辞めてしまう、それ以前に彼女の思い描いた理想とは全く正反対の方向に全てが向かっていて、少年と一緒に歌うことは唯一の生きる糧だった、それが無くなったことで彼女はこの現世を敵と認識し、強い侮蔑の念を込めてリストカットに及んだというものだ。
実際、芸能界でもリストカットとか自殺というものは珍しくないし、アイドル歌手の飛び降り自殺がファンを後追い自殺に駆り立てていったりということすらあったほどであるが。
誰もが生きる理由となる存在を持ち、それが失われる時それが人によるものなら当然その矛先はその人に向けられる。
そして、作中の彼女の場合リストカットして倒れたが未遂に終わった。一命を取り留め病室のベッドに寝ていた。
左手首に包帯をまいた状態で。
ここで、「夢幻パズル」という表現が始まる。
これは、思い描いた理想という彼女の心の中の一枚の絵があり、それが叶わなかったことで砕け散ってしまい、それをパズルのように復元する作業を心の中でするということである。
そしてこの曲の場合、結末で本当の答えを出すには至っていないがそれはこの曲が答えを提供するものではないためである。というより、露骨な自己主張や××が正しいという私見を押し付けることだけはどうしてもしたくなかったためである。
以上が、この曲におけるエピソードである。

ぶっちゃけた言い方をすれば、亜美真美が歌っているつもりでこの世界観を合わせるということは、「9・18事変」に対する三行半という考え方もできるということだ。
実際、亜美真美の片方がNPC化するいわゆる竜宮小町組であるわけだから。

以上から、終わってみればいろいろな意味を含んだ作品になった。
リンの初めての切ない系だが、今言えることは「9・18事変」に苦しむユーザーの痛み、分かるなら受け止め分からないならそっとしておくくらいは必要ではと思った。


話は変わるが、今回のアイマスの竜宮小町リストラに関しては撤回の署名活動が、署名TVというサイトで行われている。


私も署名をしてきた。
また、これを機に前作をやってみようかとも思っている。
ちなみに、zoomeのみこんなものを投稿してみたのでここにも貼ってみる。

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tags : 鏡音リン 9・18事件 リストカット 

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夢永美朱

Author:夢永美朱
趣味は映画・音楽鑑賞(制作)とテレビゲームです。
ニコニコ動画で「夜色P」というP名を命名して頂きました。
宜しくです。

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http://twitter.com/miakayumenaga

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