雲界迷宮街の片隅遊戯迷宮

VOCALOID(作品の制作エピソードなど)やゲーム・日記中心のブログ

「Darkness of Silence」、一人という無力の現実に抗いながら

VOCALOIDオリジナル曲制作秘話



久しぶりのCULソロ曲、公開してもうすぐ1ヶ月経過する。
明日は、新曲公開なので一区切りつけるべく記事にする。

夢見た未来、しかし一人でその意志を持ち貫いても他の全ては誰も助けてくれない。
分かっているのに他の人が分からなかった、愚に落ちた、だから未来は絶望の世界となった。
預言者の告げた未来、夢は木っ端微塵に砕かれ、強い権力に全てを奪われ、屠られ、そして潰されていく。
守らねばならないものまでもが破壊され、叶わない理想という無念の思いを残して、そして無残に死んでいく。

新しく視界に入ってくる美しい光景も「見納め」という名の一時的な現実逃避。

これは、一見幻想狂気のように思えて実は幻想ではなく現実。
2012年に12月21日に世界が滅亡するというマヤ族の予言がまさか最後の希望になろうとは思わなかったといえるほどである。

この曲は、そんな美しい理想と絶望の現実のギャップをSF的な表現で描いたものだ。

曲中、彼女が描いた理想、夢みた理想と叶える為に重ねた努力。
だが、報われなければそれは何も意味を成さない。
実際、夢に向かって進んだのに腹黒い人間に踏み躙られるなんてケースは珍しくもなんとも無い。
そして、その度に思う。人はここまで真っ黒になれるのかと。
どうして、人はここまで卑劣な手を使ってまで争い奪い合うのかと。

しかし、それでも彼女は理想を諦めない。
一人でもいいからそんな彼女を守ってあげて欲しいと願う気持ちが脳裏を過ぎったりする。


私が無双シリーズにはまってから三国志のことを少しだけではあるが、そこで覚えたことの1つ。

「仁の世という夢は必ず潰える、非仁の前に…」

何とも皮肉な現実であろう。
生きてて良かったといえる根拠になかなかたどり着けない。

三国志の世界に「記者クラブ」が存在していたら、晋なんて国家は生まれず、董卓の世がずっと続いていたであろうと考えたほどだ。

この曲は、そんな現実への「悲鳴」をも意味している。




ここからは、この曲を作る過程をちょっとだけ話す。
もともと、この曲は当時は全く違うテーマで詞を書いていた。
暗い闇の空間、そこは彼女の歌うライブステージという設定だった。
歌声は無限の空間の中で残響音が響き渡る、そしてそれは寒い空間である。
寒い空間という表現があるようにこの曲は冬頃、といっても今の冬ではなく前の冬(大体2月頃)のこと。
CULの処女作である「Melt Future」の次の作品として制作していたのが完成目前で進まなくなってお蔵入りしてしまっていた。
その当時は、アップテンポにしようかミディアムテンポにしようかで迷っていた。
そのお蔵入りしてしまったプロジェクトを、CUL誕の日である12月22日に投稿しようという意味で再び引っ張り出して歌詞を書き直してミディアムテンポで制作し、完成に結びつけたという形だ。
ちなみに、タイトルはプロジェクト発足当時のままである。
闇と静寂というのは白紙のように何も無いからどんなイメージでも描けるという利点がある。
闇に投影することで投影した物が何一つ欠損せずにハッキリ見ることができる。
今回、そのイメージを投影するというのが副題的ポジションにある。
そして、投影する映像ソースが脳の中の意識をイメージとして具現化したもの。
世界観自体が、バーチャルリアリティ的なものになっている。

これが、この曲に関する話である。

明日の新曲はm.y.s.f.名義を立ち上げた初期の頃のリメイクになるが絵師コラボでこれを動画化したもの。
0時になったら、ニコニコに先行でUPすることにする。


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夢永美朱

Author:夢永美朱
趣味は映画・音楽鑑賞(制作)とテレビゲームです。
ニコニコ動画で「夜色P」というP名を命名して頂きました。
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