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VOCALOID(作品の制作エピソードなど)やゲーム・日記中心のブログ

ONE唯一のヴォーカル作「Last Sanctuary-Stay Night-」、7年の時を経て初音ミクが描いた軌跡を辿る

VOCALOIDオリジナル曲制作秘話



IAの妹分であるONE(オネ)の唯一のヴォーカル作、これはトライアル版であることが理由。
ただ、今後正式にスタートするかどうかがまだ未定ということであって、選択肢は常に存在している。
というのも、近いうちに結月ゆかりのヴォーカルをV4で導入することを検討しているという現状があるためでまだONEのヴォーカルとしての正式スタートを考える時期には来ていないためである。
なので、今後はトークボイス動画でまたやっていくことになるかもしれない。
ONEの導入選択肢を残しているのもちゃんと理由がある、今作を制作してみて感じたことだが今回は声質パラメーター80で制作した。
その声を聴いてみると大人の女性のような魅力を感じた、寧ろIAの妹というよりIAの姉というイメージだ。
なので、その格好良さを持ち味にしてヴォーカリストONEをやってみたいと言う願望はある。
増して、CeVIOで今歌えるのはささらちゃんだけだし。(カラーボイスシリーズの導入予定は今のところはない)

ちなみに、動画では公開していないがLilyの処女作(トライアルだが)で3年前にCULでカバーした「Real and Unreal」のONE版をSound CloudにUPしている。(3番煎じになってしまうので動画化は見送ったが今後次第では動画化もあり得る)



こちらも、声質パラメーターを80に設定してある。

こうしてみると、ONEは低音域がIAよりも強いことが感じ取れる。
それが、今後に導入の余地を残している理由である。

今回の曲は、VOCALOIDを始めて3作目にあたる初音ミクの「Last Sanctuary」のリメイクになるが、特別編ではなく正式な新作としての公開である。
実際、初音ミク作品だった当時いろいろな点で反省点があったが、始まりを速いテンポのままで始めて同じテンポでそのまま本編に入った、これが今となってはどうも納得していなかった。
今回は開始時点をスローテンポで、本編をアップテンポでという形に変更、また本編のテンポは前回よりも遅くなっているため時間は前回よりも長くなっている。

また、今回歌詞が大幅に変更されており、それが描いている展開のベクトルも前回とは異なる方向に進んでいる。
サブタイトルのStay Nightとはここでは「斜陽」という意味としている。
最後のシーン、ミクの場合は民族衣装を身に纏って荒野でも生きる可能性を決して捨てないという締めくくりとした。
では今回のONEの場合はどうか、今回はラストシーンでONEがナレーションもやっているが、探していた目的地は自ら骸にならなければ見つからないと言っている。
つまり、次に探している目的地の途中には生死の境界線があり、これを越えなければならない、それは生きて次の地を探し当てることは不可能、すなわち「死」しかないという意味だ。
そして、ONEは潔く死を受け入れているのである、ここがミクの時の展開と大きく異なる点だ。

もう1つは動画面だ。
当時、VOCALOID初期は4:3の画面比率、旧式のWindowsムービーメーカーを使用、mp4での投稿が未実装、画質が粗いなどいろいろあった。
実際、ニコニコ向けの動画エンコードは困難を極めた、そしてzoomeがオープンしてからはzoomeにアップロードして自動的に変換されたmp4を落としてからニコニコに転載する手法を取っていたが、ミクのLast Sunctuaryはzoomeのオープン前のことだったので画質も荒かったし、イラストは黒帯が無駄に多かった。
今では、MikuMikuDanceやVideoStudio、最新式のAviutlと最適なエンコードテンプレートを活用しているため当時とは比べ物にならないし、16:9のHD画質も当たり前になった。
今作はMikuMikuDanceを主に使って制作し、途中の動画も60フレームで制作している。
何よりも今回は歩くモーションにも挑戦してみた。
もともと、ノラ氏が制作したモーションを使用しているが、これをちょっとアレンジしてさらにゆっくり歩くという風にしてみた。
そのまま流用して再生速度をビデオスタジオで変更する手法を使ってしまうとレンダリングでの負担が増える上にフレームレートもダウンしてしまうため、歩くのに必要な動作のフレーム配置を横に広げるような形で変更することでこの問題をクリアー、ゆっくり、そして60フレームの滑らかな動きでONEがゆっくり歩くという表現が出来た。

設定の話に戻るが、元々このLast Sanctuaryのリメイクは当時の前作の投稿を完了してから既に構想があった。
ただ、当時は演奏形態を変えるだけのものであって基本何も変わっておらず音源のみの公開のつもりだったがいろいろやっているうちにこの構想は消滅していた、それが再び復活して、設定に変更を加えたりして出来ないかと考えていた。
そして、どうせだから主人公も変えてONEを当ててみよう(トライアルの期限の話も少なからず影響したが)ということになり、ONEのオリジナル曲として再び制作することになった、といっても元のMIDIデータはほとんど弄ってない、ただ当時はSC-D70音源だったのがSD-50音源に変わっていることと音階が4段下がっていることくらいか、ちなみにこの音階が本来の音階だったが初音ミクの頃は全て設定で4段上にずらして録音していた、これはミクの特性に配慮したためでもあった。
あと、当時はコーラスを入れると言うことをしていなかった、私の作品でコーラスパート入れたのは10作目の「真夏のHappy New Year」からだった、今作は勿論コーラスを新たに入れたが当然姉のIAにやらせた。
ただ、音階が低いうえにONEよりも高音域を得意としているIAに低音域でコーラスをやらせてみたが成功したとは言い難い結果になってしまったのは何とも皮肉だ。

とりあえず、ヴォーカルとしてのONEはひとまずここまでとするが今後未定ではあるもののいつかはヴォーカルとしての表舞台に立てる選択肢は残しておきしばらくトーク面でまた活躍してもらうことにしようかと。
でも、もっと関心があるのは生のONEさんの顔が見たいってところか。


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夢永美朱

Author:夢永美朱
趣味は映画・音楽鑑賞(制作)とテレビゲームです。
ニコニコ動画で「夜色P」というP名を命名して頂きました。
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