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初音ミクオリジナル曲「Last Sanctuary」制作秘話

VOCALOIDオリジナル曲制作秘話

これが、その曲


ニコニコで見るなら


正直、完成に至るとはあまり思ってなかった。
というのも、この曲の制作は数ヶ月(かなり、多分年を越しているかも)前から始めて2度ほど頓挫し完成自体ほぼ諦めていた。
それから、この曲は今まで作ってきた中で一番多くの壁にぶち当たった。
歌詞の作詞はとても困難を極めた。浮かんでは消え浮かんでは消えの連続だったし、ボーカロイドエディターに歌詞を流し込んでいた時も何度も歌詞を書き換えた。しかも、歌詞を書き換えたらボーカロイドのパラメーターにも影響する。ベロシティ、アクセント、ポルタメント、ダイナミクスとパラメーターが成立したのちに歌詞がまた書き換える羽目になった。そうして、入れ替えては再調整の繰り返しで大変だった。増して、テーマ自体が言葉を真剣に選ばないと危険球退場になりかねないほどだった。
作詞の壁は、意外にとても厚く、まるでレンガの壁のミルフィーユ状態だった。
そして、その前に曲を作ったのだがこれがまた何回も入れ変えまくりだった。
この曲の間奏部分は始めた当時は全く別の表現を取り入れていたが2度頓挫して3度目の作業で大胆に作り変えた。実は、その部分は和楽器のハーモニーで演出するはずだったが結局無理矢理すぎて意味すらなかった。やっているうちに不要な(蛇足)演出と判断してしまい、この部分を完全に一新して今の形になった。
そして、実はこれ音階自体も始めた頃とは違う。3度目の集中作業で音階を4つ上にずらしてそこか制作を再開した。
それだけに、今作をこうやって完成させられたことは非常に大きかったと思っている。

で、何故「自由の意味」をテーマに選んだのかと言うとやはり背景に締め付けが徐々に厳しくなっている現実あるからだろう。
ここ最近、細かいところで次々と規制され始めている気がするし、表現や言論の自由が危ないところまできているらしいし、それがなくなったらこれから先クリエイターにとって命ともいえる「イマジネーションの翼」をもがれるような事にでもなったらもうとても生きていけないだろう。もちろん、それらを受ける側も、それこそ人間の生命活動における重要な部分を失うってことだし。初音ミクのオリシナル曲でいうならば、私もこれまでいろいろ聴いてきたけど、皆それぞれイマジネーションの翼を広げて名曲を料理しているんだし。そんな中で心を奪われ曲にどれだけ出会ってきたことか、間違いなくこれらは(本作の歌詞にもあるが)生きる糧となっている。

あ、ちなみに「イマジネーションの翼を広げて料理」ってのはジュリー・テイモア監督の映画「タイタス」のチラシやパンフに書いてあったことでまだあのチラシの説明を覚えていたんだなとビックリ。
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tags : 初音ミク  ニコニコ動画 

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夢永美朱

Author:夢永美朱
趣味は映画・音楽鑑賞(制作)とテレビゲームです。
ニコニコ動画で「夜色P」というP名を命名して頂きました。
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